9月9日パパが転院しました。
2002年に脳梗塞になってから今年2008年9月9日までお世話になった、某大学病院から、長期療養病院へ転院。
大学病院だったので、ソーシャルワーカーの方が、私たちの上げた条件に合う病院を10箇所くらい、掛け合ってくれましたが、受け入れOKと言ってくれたのが、2ヶ所。
最終的には、条件の一つにあった、リハビリがある病院は、1ヶ所しか無くその病院を見学しに行き、院内の状態や雰囲気など、特に問題は、無さそうだったため、決定しました。
どの病院も、パパの場合は病状がいろいろあるため、『パーキンソン病、乾癬、脳梗塞』等、大学病院で使っている薬が使えないなどの事があり受け入れは難しいとの事でしたが、たまたま家からすごく近い病院を紹介してくださり、さらにリハビリも出来る環境の病院が見つかりホットしました。
今年の、年が明けてすぐに入院し、1月中は脱水症状を治す治療。
そして、2月にはパーキンソン病の為の、DBS手術を行い、3月に退院したものの、1週間もしないうちに意識障害になり再入院。
4月には尿が出なくなり、透析が必要となったのですが透析すら出来ない状態のまま、肺に水が溜まっていき、4月中旬には、延命処置をするかしないか、までの決断をさせられました。
しかし、パパの強い生命力でなんとか透析が出来るまで快復。
その後も状態は安定しましたが、透析は週3回必要となり、身体障害者1級の身体となってしまった。
それから、6月には左手にシャント手術(シャントとは・・動脈と静脈をつなぎ、動脈から直接静脈に血液を流すことをいいます。)
元々全ての血管が細く、うまく育つかは分からないとの事でしたがやはり、1週間ちょっとで、シャントはダメになってしまいました。
それでも、人工血管を作るにはさらなるリスクがあるため主治医から、もう一度右手でシャント手術を行いたいとの連絡があり、それに承諾し再度シャント手術を行ったところ、運良く、左手の1回目に作った場所の近くに細いながらも良い動脈があったそうで、その位置にシャントを作って貰いました。
パパはパーキンソン病を持っているため、シャント手術も全身麻酔が必要で、ただでさえ全身麻酔は本人にとっては体力的に辛いものなのに、アッサリとシャントが失敗しました・・。と先生から説明された時にはショックで、思わず泣いてしまいました。
ですが、2回目のシャントは今でもしっかり生きています。
これから先、どのくらい持つかは人それぞれで分からないのですが、今、ちゃんと動いていることが本当に嬉しく思います。
その後、シャントが終わったと思ったら・・・・今度は、『胃ろう』手術も行いました。
もう、口からの吞み込みは出来ない状態で、何ヶ月も点滴で栄養を取ってたのですが、胃ろうをしたほうが、栄養が十分取れるため是非、手術をしてはどうか?と先生に言われました。
『胃ろう』をしても食事が取れるようになれば、もちろん口からも飲み込みは可能との事を聞いて、栄養がしっかり取れる『胃ろう』の手術をしてもらうことにしました。
最初は、お湯を入れながら様子を見て、徐々に少しずつ栄養液をいれ、今では、朝、昼、晩と3回、しっかりカロリーを取れるようになりました。
現在は、要介護5、身体障害者1級ですが、在宅で介護をするにはとても厳しい状態です。半年以上も寝たきりになってしまったので一人で、ベットから起き上がることも出来ず、排泄もオムツを使い一人では動けなくなってしまいました。
そして・・・話は戻り無事に家から近くの病院に転院する事が出来たのですが、病院へ行くたびに『早く帰りたい』と言うようになりました。
これから先、パパの残された人生を、パパの希望通りに叶えてあげたいと思う反面、今の家の環境ではとても寝たきりの介護を出来る状態では無く、さらに透析を週3回、外来に行くとなると家の中でも車椅子に乗せられる環境が必要ではあるのですが、正直無理な状態です。
家を立て直さなければ、パパを家に迎えられないのです。
そこで・・・1日でも早く、家に返してあげられるように、今はお金を貯めて来年には立て直しの準備をすることにしました。
それまでは、パパも病院での療養&リハビリに了解してもらいました。
本当は、今の実家の近くに都営マンションでも借りて、介護をしたほうが良いのではないか?とお姉ちゃんと話していたのですが、結局は今まで住んでいた、この家に帰りたいと言うパパの強い気持ちを一番に考え、家を丸ごと建て直す事にしました。
と、同時に私は9月から『ホームヘルパー2級』の資格を取るために仕事が終わった夕方から、講習に行ってます。
全て、講習を受けられれば12月の下旬に取得できる予定です。
去年から、パパの介護生活がスタートし、現在ヘルパーとしての資格を取るために勉強していますが、全ての講習が、在宅介護で勉強になるため、本当に、講習を受けに行って良かったと受講帰りに思いながら、その日受けた内容を振り返り、自分の状況と重ねながら、テキストを読み返す日々です。
正直、将来ヘルパーの仕事に就くか?と言うと、私はそうではありません。
パパの介護をするにあたって、高齢者の介護&身体障害者になったパパを、どのように介護したら良いかを、学びたい、と言う動機です。
でも、勉強していくうちに、今後もし、パパを看取る時が来たときには、私と同じ境遇の方や、介護者のストレスを分かってあげられるお手伝いが出来たら、と思うようになりました。
これから、高齢者がますます増加していく中で、未だ介護保険制度を不満に思ったりと、いろいろな問題がある中で、何が出来るのか・・・。
とても、悩むには大きすぎる事ですが、とにかく、今は介護の知識を習得出来るように、頑張ります。
私のこのブログを見てくださっている方々は、何らかの形で家族や、自身がパパと同じような病気を抱えている方だと思います。
そんな方々に、一緒に頑張りましょう!!とは大きな声で言えません。
だって、既にもう頑張っているんだから。
今日のブログは久しぶりになってしまいましたが、これからも何かのお役に少しでも立てるように、続けていきます。
それでは、おやすみなさい。